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2024/07/02 人的資本経営 / 人材育成研修

働きたいが溢れる職場コミュニケーションの作り方Part1

働き方改革 コミュニケーション

現代のビジネス環境では、単に業務を遂行するだけでなく、働く意欲や情熱が溢れる職場を作ることが求められています。そのためには、職場でのコミュニケーションが重要な鍵となります。コミュニケーションの質が高まることで、社員同士の信頼関係が築かれ、働きがいのある環境が生まれます。本コラムでは、働きたいが溢れる職場コミュニケーションを実現するための具体的な方法について考察します。

目次

1. オープンなコミュニケーションの推進

2. 共感と理解のコミュニケーション

3. チームビルディングの強化

オープンなコミュニケーションの推進

まず、オープンなコミュニケーションを促進することが重要です。オープンなコミュニケーションとは、情報が組織内で自由に流通し、社員が意見を言いやすい環境を指します。これを実現するためには、以下のような取り組みが有効です。

  • 定期的なミーティングの開催: 全社員が参加できる定例ミーティングを開催し、情報共有や意見交換の場を設ける。

意見交換のミーティングでは、参加者が話しやすい場作りをすることが大切です。ポイントの一つ目は「楽しい入り口から話し合う」ことです。議題が不良対策会議であっても、いきなり問題提起から始めるのはNGです。ポイントの二つ目は「個人で書いてから集団で話し合う」ことです。いきなり全員に対して意見を求めても、特定の方に発言が偏ったり、そもそも考えない人もいます。効果的なミーティングのポイントは複数あるため、別コラムで詳しくお伝えします。

  • フィードバック文化の確立: 上司からのフィードバックだけでなく、部下から上司へのフィードバックも積極的に行う。

上司からのフィードバックだけでなく、部下から上司へのフィードバックも積極的に行う。フィードバックをすると「パワハラ・セクハラ」と過剰反応されるので、そもそもフィードバックができないという声をよく聞きます。なので、タイトルにもある通り、「文化」にすることが必要です。会社としてフィードバックする文化を作ることで、お互いの信頼関係も醸成されるため、上述の事態になることは少なくなります。もちろんフィードバックの仕方には気をつけなければなりません。また、フィードバックは部下からも行うようにします。上司の関わり方がどうであるかなど、部下目線でもフィードバックはマネジメントスタイルを見直すことにも役立ちます。

  • オープンドアポリシー: 上司や経営陣がいつでも話を聞く姿勢を持ち、社員が気軽に相談できる環境を整える。

オープンドアポリシーとは、上司や経営陣が常にオフィスのドアを開けておき、社員がいつでも気軽に話しかけたり相談できる環境を作ることです。これにより、上下関係の垣根を低くし、社員が安心して自分の意見や考えを共有できるようになります。例えば、上司や経営陣が積極的にオープンな姿勢を示し、自分から社員に声をかけることで、社員が話しかけやすい雰囲気を作ります。また、定期的に一対一の面談を設定し、業務の進捗や悩み、意見を聞く機会を設けることで、社員が相談しやすい環境を整えます。

共感と理解のコミュニケーション

社員同士が共感し、理解し合うことも重要です。共感と理解は信頼関係の基盤となり、働きたいという気持ちを高めます。具体的には、以下の方法があります。

  • アクティブリスニング: 相手の話をしっかりと聞き、理解しようと努める姿勢を持つ。

相手が話している間、他の作業をせずに全身全霊を傾けて聞くことが重要です。アイコンタクトを保ち、相槌を打つことで相手に関心を示します。また、話し手の感情に対して共感を示すことも重要です。「それは大変でしたね」といった言葉で、話し手の感情を理解し共有する姿勢を見せます。

  • エンパシーの実践: 相手の立場に立って考え、感じることで共感を示す。

エンパシーは、相手の感情や状況に対して深い理解を持つことを意味します。相手がどのような感情を抱いているかを認識し、その感情を言葉に出して共有します。例えば、「今の話を聞いて、あなたがとても困っていると感じました」と伝えることで、相手の感情を受け止めていることを示します。

  • パーソナルな対話: 業務以外の話題でもコミュニケーションを取り、個々の社員の価値観や背景を理解する。

パーソナルな対話は、職場における人間関係の基盤を強化し、社員同士の信頼感を高める効果があります。業務に直接関係のない雑談も、社員同士の関係を深める重要な要素です。休憩時間や昼食時に気軽に話しかけることで、お互いのプライベートな面を知ることができます。

チームビルディングの強化

チームビルディングは、社員同士のつながりを強化し、協力し合う文化を育むために欠かせません。以下の方法でチームビルディングを強化することができます。

  • チームイベントの実施: 社員が一緒に楽しめるイベントやアクティビティを定期的に開催する。

例えば、社員の共感をつくるために「自社のパーパスについて考える」、5年後のチームの目指す姿を全員で考え、アートで表現するワークを行ったりします。アートを使うことで、言葉で表しにくい感情や想いを共有することができます。

  • 信頼を築くゲーム: チームビルディングの一環として、信頼を築くためのゲームや演習を取り入れる。

信頼を築くゲームは、イベントの時だけではなく、会議の前に行うと有効です。例えば、トランプを使ったゲームがあります。各トランプには接続詞「つまり」「偶然にも」「ちなみに」などが書いてあり、即興で話をするというのもあります。また、対話型美術鑑賞を経営会議の前に行なっている企業もあります。役職関係なくフラットに話せる雰囲気を作ってから本題に入ることで、良い雰囲気で会議が深まります。

 

  • まとめ

オープンなコミュニケーション、共感と理解のコミュニケーション、チームビルディングの強化を通じて、働きたいが溢れる職場を作ることが可能です。これらの取り組みを通じて、社員が互いに支え合い、働きがいを感じる環境を整えることが、現代の企業にとって重要な課題であると言えます。

 

 

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