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2024/07/12 人材育成/研修 / コーチング

部下のやる気を引き出す目的と目標

コーチング型マネジメント 部下 やる気

現代のビジネス環境では、管理職の役割が大きく変わりつつあります。従来の指示・命令型のマネジメントから、個々のメンバーの働きがいを引き出し、チーム全体を目標達成に導くコーチング型のマネジメントが求められるようになりました。本コラムでは、「目的と目標の一貫性」の重要性について考察し、効果的な管理職の在り方を探ります。

目次

1. 目的と目標の違い

2. 部下のやる気を引き出すのが上手な管理職

3. 部下のやる気を引き出す具体的な実践方法

目的と目標の違い

目的と目標の違い

まず、目的と目標の違いを明確にしましょう。目標とは、具体的な達成基準を持つものです。例えば、「日本一になる」という目標は、達成すると終わりが訪れます。一方、目的とは、達成することが困難であり、永続的に追い求める価値を持つものです。例えば、「感動を届ける」という目的には終わりがなく、常に追求し続けることができます。

目的と目標の一貫性

目的と目標の一貫性が重要である理由は、目標だけを追い求めると燃え尽き症候群に陥りやすいからです。目標を達成すると、次の目標を見失い、モチベーションが低下することが多々あります。しかし、目的が明確であれば、目標達成後も次の目標を見つけ、持続的にやる気を保つことができます。

部下のやる気を引き出すのが上手な管理職

部下の目的と目標を引き出す

部下のやる気を引き出すのが上手な管理職は、部下自身の目的と目標を引き出すことが得意です。例えば、定期的な1対1のミーティングを通じて、部下の個人的な目標や興味を深掘りし、それに基づいたキャリアパスを共に考えることが重要です。このプロセスを通じて、部下は自分自身の目的を見つけ、それに向かって努力することができます。

信頼と挑戦の文化を築く

もう一つの重要なポイントは、管理職が部下を信じ、「まずやってみることが大事」というスタンスで接することです。部下から「やってみたい」と出てきた目標に対して、上司が「責任取れる?」や「あなたの立場でそんなこと言えるの?」というスタンスでは、部下は目標を描けなくなります。むしろ、「そのゴールに行くために、あなたが取り組みたいことは何だろうか?」や「あなたの強みをどのように活かせるか?」という問いかけを共有し、ワクワクする未来を描かせることが大切です。

部下のやる気を引き出す具体的な実践方法

フィードバックとサポート

部下の目的と目標を引き出すためには、定期的なフィードバックとサポートが欠かせません。例えば、定期的な1対1のミーティングやチームミーティングを通じて、目標の進捗を確認し、達成度合いや課題を共有することが重要です。また、必要に応じてリソースやトレーニングを提供し、部下が成長できる環境を整えることも求められます。

成功体験の共有

部下が目標を達成した際には、その成功体験をチーム全体で共有し、祝うことが大切です。成功体験の共有は、他のメンバーにも良い刺激となり、モチベーションを高める効果があります。また、成功体験を通じて、目的と目標の一貫性の重要性を再確認する機会にもなります。

 

  • まとめ

現代の管理職には、部下が自らの目的と目標を見つけ、持続的にやる気を持ち続けるためのサポートが求められます。目的と目標の一貫性を意識し、部下のやる気を引き出すためのコミュニケーションと信頼関係を築くことが、効果的なマネジメントの鍵です。これからの管理職は、コーチング型のアプローチを取り入れ、チーム全体の成功を導く新しいリーダーシップを目指すべきです。

このコラムを通じて、管理職としての新しい役割と、その実践方法について理解を深め、より良い職場環境を築くためのヒントを得ていただければ幸いです。

 

 

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