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2023/07/20 コラム / 実績

経営コンサルが職場の心理的安全性を高めるために行う研修-職場全員での対話会の様子-

対話型組織開発

 

組織開発のご要望があった企業様で、まずは社長、社員さんとの間で対話ができるように研修を行いました。組織開発を行う上で、「心理的安全性」はとても大事です。心理的安全性がなければ、全員で話し合いの場を設けても本音が語られないからです。

 

目次

1. 心理的安全性とは

2. 対話の4つのやり取りレベルとは

3. 経営コンサルが行う研修の様子

 

心理的安全性とは

心理的安全性とは、組織や集団の中でも自然体の自分でいられる、職場で誰に何を言っても、人間関係が壊れることなく、罰を受ける心配もない環境のことです。Googleが行った「成功しているチームにはどんな要素があるのか」という調査では、生産性の高いチームに共通する5つの要素が見つかりました。「相互信頼」「構造と明瞭さ」「仕事の意味」「インパクト」「心理的安全性」です。5つの中でも心理的安全性は4つの土台となるとなると言われています。

心理的安全性の高い職場の特徴

心理的安全性が高い職場とは、「健全に意見を戦わせ、生産的でよい仕事をする」ことに力を注げる職場です。

  • 話しやすい:ネガティブなことも率直に話す対話がある
  • 助け合い:相談する、相談される
  • 挑戦:機会を作る・与える、失敗を歓迎する
  • 新奇歓迎:個性を尊重、常識に固執しない

心理的安全性の低い職場の特徴

心理的安全性が低い職場とは、「チームのために行動しても罰を受ける」という不安やリスクのある職場です。

  • 無知だと思われる不安:相談しない、知らないと言えない
  • 無能だと思われる不安:ミスを隠す、自分の考えを言わない
  • ネガティブだと思われる不安:批判的な評価を言えない、素直に意見を言えない
  • 邪魔をする人だと思われる不安:他者へ意見や助けを求められない

心理的安全性を高める3つの要素

キーワードは、以下の3つです。

  • 対話の創発
  • アンコンシャス・バイアスの排除
  • ヘルシー・コンフリクト

心理的安全性を高めるには、相手との一歩踏み込んだ関係作りをし対話を創発することが必要です。しかし、せっかく対話をしても、言葉の中に「思い込み、決めつけ、押しつけ」があると相手は心を開いてくれないでしょう。この人とは話したくない、話しても無駄と思うこともあるでしょう。まずは、アンコンシャス・バイアスの排除を意識的に行うことが必要なのです。ヘルシーコンフリクトとは、健全な対立・衝突を歓迎することです。コンフリクト(対立・衝突)は起きることが普通です。コンフリクトを避けていては、イノベーションは起きないでしょう。この3つの要素は研修を行うことで高めることができます。アンコンシャス・バイアス研修はこちらをご覧ください。ここでは対話について見ていきます。

対話の4つのやり取りレベル

対話にレベルがあるって知っていましたか?

下図の通り、儀礼的な対話から始まり、討論、内省的な対話、生成的な対話となります。儀礼的な対話では、本音は語られません。討論になると、自分はAだという意見は主張しますが、勝ち負けの姿勢のため、この状態では信頼関係は築けませんし、この状態で終わってしまうとモヤモヤした感情が残ります。目指すところは、内省的な対話です。相手の意見の背景まで聞けるようになり、自分のAという意見に相手のBという意見の良いところを取り入れようとします。最後のレベルは、よりよい未来を作るためにどうするかというひとつ上の次元で話を進めます。頭で理解するより、体験によって深めていただくのがおすすめです。

対話

経営コンサルが行う対話研修の様子

4つのやり取りレベルは、演習を通して理解を深めていきますが、その後は職場にある解決したいテーマを選び、全員で輪になり、4つのレベルで対話を行なっていきます。

儀礼的な状態では、社長が話しても反応がない状態でした。討論になると、本音が語られ、この方はそんな風な考えで仕事をしていたんだなと、外部の私でも感心してしまいました。討論から内省的な対話に移るのが一番難しいです。一人が話を遮ってしまうと、相手は話をする気を無くしてしまい、また儀礼的な対話に戻ってしまいます。少し介入をして、方向性の修正は行いましたが、その後は、その場にいる全員で自然と生成的な対話に発展していったのには、こちらも驚きでした。最初の状態からは想像できないくらい全員の発言が進んで、和やかな空気感になっていました。その様子を見ていると、組織開発に入っても大丈夫という確信が持てましたので、次回以降2日間かけて、理想の職場についてガチ対話をします。

繰り返しになりますが、全員で対話を行うには、心理的安全性がある状態でなければなりません。それは、1日の研修でできるものではなく、複数回にわたる研修と、その期間での職場実践が欠かせません。恐らく当社の経営層の皆さんは、研修期間の間に、社員さんに内省的な対話を実践してくださっていたんだと思います。

 

 

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