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2023/07/24 コラム

アート思考をビジネスに

アート思考

私は、昔から美術館に行くのが好きです。ロンドンにいたときには、街中の美術館が無料で観られるので、週末はよく出かけていました。最近も時間を見つけては、東京、名古屋の美術展に行ったりしています。(大型展は名古屋は飛ばされてしまうのが残念ですね)

日本で、アート思考が注目されるようになったのは、山口周さんの世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? という書籍の影響もあるのではないでしょうか。

ロジカル思考だけでは競合と似通った結論に至るなどの背景から右脳を使ったアート思考「こだわり、感情」を大切にする考え方が注目されています。

アート思考は鍛えることができ、そのひとつが「対話型鑑賞」という方法です。

私も実際に参加をしました。まずは絵を3分間みて、数人のメンバーと話し合うというものです。ある人は、絵の時代背景が何か考え始めたり、作者は誰か推測したりしていましたが、これはアート思考ではいのです。このようなことに捉われず、感じながら見るというのがポイントです。アート思考は、描かれている「事実」と、そこからどう感じるかの「意見」を相互に往復するプロセスです。「意見」から先に入り「事実」を述べる人もいます。私は事実から意見を述べるタイプです。

参加して感じたことは、何を話しても良いんだという安心感がありました。全員初対面なのにです。他の人の意見を聞いて、そういう見方もできるのか〜とたった一つの絵でも色々な視点で見ることができるんだなと思いました。

では、対話型鑑賞がどのように経営に活かせるかというと「心理的安全性を高める」「多様性を受け入れる」のには有効だと感じています。

会議の場面では、役職者が話をしてしまい、部下は意見を言えないという状態は多くの企業で見られます。対話型鑑賞で感じた安心感をいかに会議の場面で作れるか、ですね。人の意見を聞くと考えの幅が広がります。自分のメガネで見ている景色と相手のメガネで見た景色は違うので、対話を通して、違いを認識するというのは、多様性を受け入れる風土づくりに役立ちそうです。

2024年には対話型鑑賞を取り入れたワークショップも開催予定です。感じたままに話せるのは本当に楽しいです。ぜひご期待ください。

 

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