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2024/01/09 人的資本経営 / お知らせ
人的資本経営で業績向上
目次
経営コンサルタントが人的資本経営について解説
近年、企業経営において「人的資本」の重要性が叫ばれています。人的資本とは、企業の従業員が有する知識、技能、経験などの无形の資産のことです。グローバル化やテクノロジーの進化により、企業競争力の源泉は「人」にあると位置づけられています。
そこで注目されているのが、人的資本を最大限に活用する経営手法、「人的資本経営」です。人的資本経営は、従業員一人ひとりの能力発揮と働きがいの実現を推進することで、企業と従業員の Win-Win の関係を築こうとする考え方です。
経営コンサルタントがおすすめする人的資本経営の具体策
人的資本経営を推進するための具体的な施策は以下の3つが主な柱となります。
人材育成の強化
時代の変化に合わせて必要となるスキルを身につけられるよう、教育訓練体制を整備します。OJTだけでなく、OFF-JTも組み合わせたプログラムを用意します。また、社員の自発的な学習を支援するため、学び直し休暇や教育費支援制度を設けます。デジタルスキル習得のための研修も重要です。
働き方改革
テレワークやフレックスタイム制、副業・兼業解禁など、多様な働き方を実現する制度設計を進めます。業務効率化と生産性向上により、時間的ゆとりを確保します。個人の事情に合わせた柔軟な働き方を支援することで、ワークライフバランスも推進されます。
健康経営
ウェルビーイングとも言われますが、心身の健康こそが、活き活きと働く源泉です。ストレスチェックや保健指導を徹底し、メンタルへルスケアに注力します。運動施設の充実や健康配慮食の提供など、従業員の健康増進を支える環境を整えます。また、アート鑑賞はストレスを低減する研究結果もあり、ウェルビーイングに最適です!
人的資本経営における企業と従業員へのメリット
人的資本経営を導入することで得られる具体的なメリットを企業と従業員の両面から見ていきましょう。
企業にとってのメリットは以下の点です。
- 優秀な人材の確保がしやすくなる
- 従業員の生産性とパフォーマンスが向上する
- 革新的な製品・サービスを生み出す力が高まる
- 企業ブランドイメージと信頼性がアップする
一方、従業員にとってのメリットは以下です。
- 自分の強み・適性を活かす機会が増える
- 自己啓発の支援を受けられる
- 働き方の選択肢が広がる
- 心身の健康に配慮された職場環境を得られる
このように、人的資本経営は企業と従業員双方のWin-Winを実現する経営戦略と言えます。
人的資本経営の現状を見える化する人的資本経営診断
人的資本経営を進めるには、まず組織の人的資本の状況を客観的に把握・分析することが重要です。そのために有効なのが、人的資本経営診断です。これは、「会社環境と働き方の希望」アンケート調査を通じて、以下の点を明らかにする診断ツールです。
・教育訓練への取り組み度合い
・従業員エンゲージメントの状況
・働き方改革・健康経営への対応状況
・ダイバーシティの推進状況
診断結果を分析することで、人的資本がどの程度活用されているか、また課題は何かを明確にします。診断結果は数値や図表で可視化することで、人的資本の実態を経営層と従業員双方に理解しやすく示すことができます。この「見える化」が、具体的な施策を立案する第一歩となります。PDCAサイクルにより、診断と施策の改善を繰り返すことが重要です。
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