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2023/04/27 実績
トヨタグループ出身の経営コンサルによる5Sプログラム-活動4ヶ月でここまで変わる!-
目次
01 5S導入の背景
当社は製造業で、現場ではTPM活動を長く続けており、改善発表会も年に4回行っていました。改善意識が高まる現場と間接職場の差が顕著になり、間接職場においても5S活動を行いたいと考えるようになりました。今回は、総務、営業、開発の3チームで取り組みました。
02 活動4ヶ月目を終えた感想
整理整頓の意識が高まりました(総務)
当社は比較的多くのイベントがある会社で、集客1000人規模の盆踊りまで開催しています。そうすると総務には色々な物が必要となり書庫はそれらの物であふれかえります。書庫保管の物を確認すると使用頻度が低い物がとても多く、思い切って処分する事から始めました。物を探すのに苦労していましたので、明示の改善に特に力を注ぎ、探しやすさを優先させま
した。道路標識でも使用される「青地に白文字」で明示を統一し、見やすさ、シンプルさも追求し書庫のイメージも刷新出来ま
した。4S活動をきっかけとし、整理・整頓の意識が本当に高まり、整理・整頓された状態が心地よく感じる様にもなりました。しっかりこれを維持していきたいと思います。
チームの結束が生まれました(営業)
5Sプログラムは、ほとんどの時間を現地で活動すること、チームで活動することが良い点であると感じます。現地で活動することは、不明点をすぐに相談することができ活動のペースが上がり、円滑に活動が進められます。チームで活動する中で、役割分担をし各自活動する事もありますが、メンバー全員が同じ目標に対して努力するという意識の変化を生ん
だと感じます。活動当初は、5S活動を初めて行うということもあり、現状の事務所に特段不便を感じていない中、活動自体に意義を見出せないこともありました。日々チームで整理整頓に取り組み事務所が綺麗になることを実感する中で次第に当事者意識も芽生える様になり、積極的な意見も飛び出すことも多くなりました。メンバー全員が綺麗な事務所を作るというひとつの目標に対して努力するようになり、チームの結束も生まれたと感じます。
03 改善ポイント
改善前の状況
・書庫のキャビネットに物が収納しきれず、キャビネットと天井の間に段ボールを置いて対応していた
・物の置き場の表示や使用方法のルールがなく、誰でも空いているスペースにものを置いてしまう状況
・発注点管理はしていたが、ルールが守られない状況
改善した点
・整理で不要物を徹底的に処分したことで、キャビネット内に物が収まるようになった。
・書庫に入って目にするキャビネットの袖看板は、青地に白色で統一した
・段ボールで収納していたが、クリアケースに移すことで中身を見えるようにした
・一時保管の運用ルールとして、使用者、使用期限等の明示をするようにした
・仮置きスペースは、高さ制限を設けてものを積まないように防止、かつ、使用者・仮置き期限等の張り紙を付ける運用ルールを設けた
・備品に合わせた収納ボックスに整頓し、写真や色を使って表示
・誰が機械を持ち出しているか分かるようにするために、ネームタグの管理を導入