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2023/05/05

経営コンサルが見た!優秀な人のマイナス行動-リーダーが気をつけたいアンコンシャス・バイアス-

組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のこと「心理的安全性」といいます。心理的安全性を高めるために「アンコンシャス・バイアスの排除」を行うことが有効です。さて、今回は、リーダーに気をつけていただきたい「アンコンシャス・バイアス」についてお伝えします。

 

目次

1. アンコンシャス・バイアスとは

2. 優秀な人の問題行動

3. リーダーが気を気をつけたい意思決定の罠

4. アンコンシャス・バイアスと向き合う

 

アンコンシャス・バイアスとは

アンコンシャス・バイアスは「無意識の思い込み、偏見」と訳されます。アンコンシャス・バイアスが起きるメカニズムとして、脳の認知機能が関係しています。脳は「自己正当化・自己防衛心」によってストレスを回避しようとする特性があります。アンコンシャス・バイアスの例として、「新入社員は○○だ」「女性は○○だ」というような決めつけ発言があります。アンコンシャス・バイアスは誰もが持っているのですが、組織の上層部ほど特に気をつける必要があります。

経営コンサルが見た、優秀な人の問題行動

アンコンシャス・バイアスは脳の認知機能が関係していることは上述しました。高いプレッシャー、強いストレスを感じる場面では、ポジティブな行動特性が、マイナスの行動特性になります。以下は、優秀な人に見られる行動特性の一部です。

ポジティブな行動特性 マイナスの行動特性
緻密さ 完璧主義
自信 傲慢
情熱的 感情のムラ
健全な批判力 不信・ネガティブ
人への繊細さ 嫌われることへの回避

経営コンサルがリーダーにお願いしたい、気をつけたい意思決定の罠

  •  忙しい状態では、利己的な選択や、挑発的な言葉遣いをしやすく、表面的な判断をしやすい

  • ストレスにさらされると短期的視点にフォーカスしてしまいがち

  • 直近の経験や記憶に影響されることがある

  • 周囲の状況や感情、答えに影響を受けることがある

アンコンシャス・バイアスと向き合う

アンコンシャス・バイアスを排除するには、研修等を行い、自分の思考スタイルに気づき、客観的に自分を見つめ直すことが必要です。当社が行う研修では、幹部層向けと一般社員向けと分けて行います。社員向け研修では、キャリアや成長に影響を与えるバイアスなど自分自身が持っているバイアスに気づくことに重点を置いています。幹部層向け研修では、アンコンシャス・バイアスが経営面に及ぼす影響、心理的安全性の高いチームづくりなど、より上位の視点で学びます。