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2024/04/12 人材育成/研修 / コーチング
部下育成に使えるコーチングスキル!観るチカラとは
部下育成に使えるコーチングスキルについて解説します。実際の研修でお伝えする内容の短縮版として、皆さんにも問いを投げかけ、考えていただけるコラムにしています。部下育成にお悩みの方、部下育成のスキルを上達させたい方、コーチングについて考えている方はぜひご覧ください。
目次
部下育成に使えるコーチングスキル「観るスキル」
部下育成に観るスキルが大事なの?と思われる方もいるかもしれません。
まずは、以下の問いに答え、自分自身について振り返ってみましょう。
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あなたには、思い出に残るほめ言葉がありますか?
自分の両親や夫、妻、子ども、先生や友人、上司からの言葉もあるでしょう。
それは、どういう言葉で、なぜその言葉は、他にもたくさん受けたはずのほめ言葉の中で傑出して頭に残っているのでしょうか
さて、なぜ観るスキルが大切なのでしょうか。
当社では、監督者に必要な5つのスキルのひとつであるTWI「人の扱い方」研修で部下との関係をよくする基本心得をお伝えしています。
基本心得全体は、この通りですが、今回は「よいときはほめる」について、考えたいと思います。
【基本心得】よいときは褒める
これは、あなた方監督者が部下の仕事を見て、これはよいと思ったら、なにかの形でほめてやりなさいということで、部下はたった一言ほめられただけでも、自分の仕事を認めてもらえたと思って大いに感激することもあります。ここにも2つの細目があって、1つは「平素ない感心な仕事や行いに気を付ける」ということです。これは平素にないよい勤務ぶりを示した場合にそれを認めてやれば、それを持続したり、さらによりよい成績をおさめるよう努力するものです。次に「さめないうちに言ってやる」ということです。これはタイミングよく気の抜けないうちにすぐほめてやれば効果があるということです。
「よいときは褒める」を実践するには、「部下を見よ。その心を、感情を、態度を見よ。」ということなのです。
コーチングスキル「アクノレッジメント」とは
アクノレッジメント (acknowledgement)は、「認めること」「承認」 「感謝」 「礼状」 「あいさつ」という意味で、「相手の存在に気づい ていることを伝える」という語源があります。アクノレッジメントは、褒めることや賞賛ということではなく、事実を事実として認めることを指します。
アクノレッジメントには大きく分けて、「存在承認」「行動承認」「成果承認」 「成長承認」の4つのタイプがあります。この4つのタイプを使い分けることは、相手のパフォーマンスの向上につながります。では、それぞれの特徴を見てみましょう。
存在承認
- 存在認識とは、相手の存在そのものに気づいているということを認める行為です。挨拶をする、「コーヒーをよく飲んでいるね」「髪を切ったね」などと相手の変化に気づいて声をかけることが存在承認に該当します。存在承認は、まだ成果を出せていない新人や仕事で行き詰まっている部下に対して使うことで、相手に「私はここにいてもいいのだ」という安心感を与えることができます。
行動承認
- 行動承認は、具体的な行動を認める行為です。「いつも朝早く来ているね」、「顧客とマメに連絡を取っていますね」、「宣言通りに行動していますね」というように、行動をそのまま伝えることでも行動を見ている、認めているというメッセージとして伝わります。
成果承認
- 成果承認は、何か成果を出した際に「目標を達成したね」「最後までやり遂げたね」と 達成したことを認める承認です。相手に対して、成果への報酬として強く印象づ けることができます。
成長承認
- 成長承認は成長を認める行為です。「以前より提案書が分かりやすくなっている」、「お客様の視点での話が増えていますね」、「短い時間でできるようになっていますね」というように、まだ成果としては形になっていないことでも、その過程の成長を認めることで相手のモチベーションを向上させます。
コーチングスキル「アクノレッジメント」の使い方
コーチングスキル「アクノレッジメント」のステップ
アクノレッジメントをするには、まずは部下をよく見て、事実を知ることです。達成、変化、成長した点はないでしょうか。
これらを考えるときに、大きな達成、変化、成長ではなく、小さな達成、変化、成長を考えてみるとよいでしょう。
伝え方は後述の通り、事実を言葉で伝えます。このときの注意点として、誰かと比較する言葉は使わないようにしましょう。
そして最後は、観察します。あなたが行ったアクノレッジメントで相手がどのように受け取ったのか観察しましょう。
コーチングスキル「アクノレッジメント」の伝え方
YOUメッセージ Iメッセージ WEメッセージの 3つの立場で伝えアクノレッジメントの伝え方を紹介します。この伝え方によっては、部下はモチベーションが上がるどころか下がってしまう場合もあります。部下のタイプを見極めて使い分けます。
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