愛知・岐阜・三重で経営診断や業務改善を行うビズユーコンサルティング「コラム・実績」ページ

MENU CLOSE

コラム・実績 News

2024/05/24 人材育成/研修

企業研修講師が対面研修をお勧めする理由

研修 企業

デジタル化の波に乗り、オンライン研修が企業の教育プログラムとして一般化しています。柔軟性やコスト削減の観点から多くの企業がオンライン研修を導入していますが、研修講師の立場から見ると、費用対効果を考えると対面研修の方が優れている場合が多いです。本コラムでは、研修講師の視点から対面研修の費用対効果について詳しく説明します。

 

目次

1. 企業研修において対面研修が費用対効果が高い理由

2. 対面研修の費用対効果を最大化する方法

企業研修において対面研修が費用対効果が高い理由

直接的なインタラクションとフィードバック

対面研修では、講師と受講者が同じ空間にいるため、直接的なインタラクションが可能です。これにより、受講者の理解度や反応をリアルタイムで確認し、即座にフィードバックを提供することができます。例えば、受講者が難しいと感じている部分をその場で詳しく説明したり、実践的な演習を通じて理解を深めることができます。

この直接的なやり取りは、学習効果を高める上で非常に重要です。受講者が質問しやすい環境や、講師が受講者の表情や態度を見て理解度を判断できることは、対面研修の大きな利点です。このようなインタラクションが、受講者のモチベーションを維持し、深い学びを促進します。

実践的なスキル習得の効果

特に技術的なスキルや実践的なスキルを習得する際、対面研修は効果的です。例えば、製造業や医療現場など、実際の機器や環境を使ったトレーニングが必要な場合、オンラインでは限界があります。対面研修では、講師が直接指導し、受講者が実際の機器を操作することで、より実践的なスキルを身につけることができます。

また、対面でのハンズオン(実技)トレーニングでは、受講者同士の協力や競争が生まれやすく、これが学習効果をさらに高めます。こうした実践的な体験は、単なる知識の伝達を超えた深い理解とスキルの習得を可能にします。

集中力と学習環境

対面研修では、専用の研修会場が用意されるため、受講者は集中して学習に取り組むことができます。オンライン研修では、家庭や職場の環境によっては集中力が散漫になることがあります。特に自宅からの参加の場合、家事や子供の世話など、学習に集中できない要因が多く存在します。

対面研修では、講師がその場で受講者の集中力を維持するための工夫を凝らすことができます。例えば、適度な休憩時間の設定や、グループワークを取り入れることで、受講者が積極的に参加できる環境を作り出すことが可能です。このような集中力の維持は、学習効果を高めるために不可欠です。

ネットワーキングとチームビルディング

対面研修では、受講者同士の交流が自然と生まれます。休憩時間やランチタイムに他の参加者と話すことで、情報交換や意見交換が行われ、これが新たな気づきや学びを生むことがあります。また、同僚や他部署のメンバーと顔を合わせてコミュニケーションを取ることで、チームビルディングや企業内ネットワーキングの効果も期待できます。

このような交流は、オンライン研修では難しい場合が多いです。オンライン上での交流はどうしても形式的になりがちで、深い人間関係を築くのは難しいです。対面研修で得られる人間関係の構築は、長期的な視点で見たときに企業全体のパフォーマンス向上にもつながります。

研修効果の実感とエンゲージメント

対面研修では、研修の成果をその場で確認することができ、受講者は達成感を得やすいです。講師がその場で評価やフィードバックを提供することで、受講者は自分の成長を実感しやすくなります。これにより、受講者のエンゲージメントが高まり、モチベーションの維持にもつながります。

また、対面研修では、講師が受講者のエンゲージメントを直接観察し、必要に応じて研修の進行を調整することができます。例えば、受講者が疲れている場合には、リフレッシュのためのアクティビティを取り入れるなど、柔軟に対応することが可能です。

対面研修の費用対効果を最大化する方法

効果的なプログラム設計

対面研修の費用対効果を最大化するためには、研修プログラムの設計が重要です。事前に受講者のニーズを把握し、それに基づいたカリキュラムを作成することで、受講者にとって有益な内容を提供することができます。また、研修後にはフィードバックを収集し、次回の研修に活かすことで、継続的にプログラムを改善することができます。

講師の質と研修の質

質の高い講師を起用することも重要です。経験豊富な講師は、受講者の反応を見ながら適切な指導を行い、受講者の理解を深めることができます。また、講師が専門知識を持っているだけでなく、コミュニケーションスキルや指導力にも優れていることが求められます。これにより、研修の質が向上し、受講者の学習効果も高まります。

フォローアップの実施

対面研修が終わった後も、フォローアップを行うことで研修の効果を維持することができます。例えば、研修内容に関連する課題やプロジェクトを提供し、実際の業務で活用する機会を設けることが有効です。また、定期的なフォローアップセッションを開催し、受講者が継続的に学習できる環境を整えることも重要です。

まとめ

オンライン研修の普及が進む一方で、対面研修の費用対効果は依然として高いです。直接的なインタラクションやフィードバック、実践的なスキル習得、集中力の維持、ネットワーキングとチームビルディング、そして研修効果の実感とエンゲージメントなど、対面研修ならではの利点は多く存在します。これらの要素を最大限に活用することで、対面研修の費用対効果をさらに高めることが可能です。

今後も、オンライン研修と対面研修のそれぞれの特長を活かしながら、効果的な研修プログラムを設計していくことが求められます。企業は、状況に応じて適切な研修方法を選択し、従業員の成長と企業の発展を支援するための取り組みを続けていくことが重要です。

 

愛知・三重・岐阜で研修ならビズユーコンサルティング

効果的な研修をお考えですか?

初回相談は無料です。全国対応ですのでお気軽にお問い合わせください。

ご相談は、こちらのフォームからお願いいたします。