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2025/01/17 組織開発 / 研修

アサーションの力で職場の人間関係を劇的に改善

アサーション

現代の職場では、コミュニケーション不足が原因で生じる問題が多く見られます。相手の意図を誤解したり、言いたいことを適切に伝えられなかったりすることが、関係の摩擦や業務効率の低下につながります。こうした課題を解決する鍵となるのが、「アサーション」という自己表現のスキルです。

アサーションは、単なる自己主張ではなく、他者を尊重しつつ自分の気持ちや意見を率直に伝える技術です。この考え方を日本に広めた平木典子先生の教えを通じて、私たちは人間関係を劇的に改善し、職場に信頼と成果をもたらす可能性に気づかされます。本コラムでは、アサーションを実践するための重要な視点とその効果について、具体例を交えて解説していきます。

目次

1. 違いを尊重する認知の理解

2. 言葉の背景を共有する対話の力

3. 感情を伝えるアサーションの実践

違いを尊重する認知の理解

万人に共通の「当たり前」は存在しない

私たちは日常生活の中で、「これが当然だ」「これが当たり前だ」と思い込んでしまうことがよくあります。しかし、この「当たり前」とは、実際には自分自身の価値観や経験に基づいたものであり、他者にとっても同じとは限りません。絶対的な「当たり前」など存在せず、むしろそれぞれの価値観の違いこそが重要なのです。この「当たり前」の押し付けが、コミュニケーションの障壁や誤解の原因となることも少なくありません。

言葉は「意味の候補」に過ぎない

言葉そのものが、話し手の全てを伝えているわけではありません。同じ言葉であっても、背景や状況、話し手の意図によって、その意味は大きく変わります。このことを理解せずに言葉をそのまま受け取ってしまうと、誤解や衝突を引き起こすリスクが高まります。

例えば、相手が「嬉しい」と言った場合でも、その「嬉しい」が持つ意味や強さは、人によって異なります。Aさんにとっての「嬉しい」と、Bさんにとっての「嬉しい」には、それぞれ異なる背景や感情が存在するのです。言葉はただの「意味の候補」であり、その背景を理解することが、より深いコミュニケーションにつながります。

この背景を探るためには、相手の言葉に耳を傾け、誠実に向き合う姿勢が必要です。また、好奇心を持って「なぜその言葉を選んだのか?」と自分に問いかけることで、相手の意図を理解する手がかりが得られるでしょう。

感情には良し悪しがない

コミュニケーションの中で問題が生じる理由の一つは、自分の基準で物事を「良い」「悪い」と判断してしまうことにあります。自分の価値観や経験を基準に相手の感情や行動を評価すると、誤解や衝突が生じやすくなります。しかし、感情そのものは自然に生じるものであり、そこに良し悪しは存在しません。感情は、ただ「あるがまま」に存在するものです。

一方で、感情を適切に表現する方法を知らなかったり、表現の仕方を誤ったりすると、誤解や対立を招く可能性があります。アサーションの学びでは、感情を適切に伝えるスキルを身につけることが非常に重要とされています。

言葉の背景を共有する対話の力

言葉の意味を深掘りする必要性

職場でのコミュニケーションにおいて、表面的な言葉だけを理解したつもりになることは、しばしば誤解を招きます。

例えば、上司が「頑張ってほしい」と部下に伝えるとき、その言葉に込められた意図は「仕事を完璧にこなしてほしい」という期待かもしれませんし、「前向きに取り組む姿勢を見せてほしい」という要望かもしれません。言葉そのものだけで意味を決めつけるのではなく、「何を伝えようとしているのか」を深掘りする努力と意図を明確に伝えようとする努力が必要です。

「質問」が生む理解と共感

言葉の背景を理解するための基本的な方法は「質問」です。たとえば、「具体的にどうすれば良いですか?」や「その言葉にどんな意図が含まれていますか?」といった質問を投げかけることで、相手の真意に近づけます。また、質問は単に相手の意図を探るだけでなく、「あなたの言葉を尊重しています」という姿勢を伝える手段にもなります。こうした双方向のやりとりを通じて、互いの信頼が深まります。

言葉の背景を理解することで職場が変わる

職場では、目標や成果に対する認識が統一されていないことから問題が発生することがあります。例えば、チーム内で「効率的な作業」と一言で表現されても、各メンバーが「効率的」をどう解釈するかは異なる可能性があります。このようなズレを解消するには、「効率的とは具体的に何を意味するのか」を対話を通じて共有することが重要です。背景や意図を共有する習慣が根付くと、メンバー間の信頼関係が強化され、生産性の向上にもつながります。

感情を伝えるアサーションの実践

攻撃でも受け身でもない自己主張

感情を伝える場面では、攻撃的になったり、遠慮しすぎたりすることでコミュニケーションが悪化することがあります。

たとえば、職場で部下が「このタスクは非現実的です」と伝える際、攻撃的な表現では上司との関係が悪化するリスクがあります。一方で、遠慮して何も言わないと、ストレスが溜まり、自分自身のパフォーマンスが低下する可能性もあります。

アサーションでは、「私はこう感じています」という自分主体の表現を使うことで、相手を非難することなく自分の意見を伝えられます。このようなアプローチは、対立を避けながらも、相手に自分の気持ちや考えを理解してもらうための有効な手段です。

アサーションで信頼を築く実例

ある職場で、プロジェクトの進行状況についてメンバー同士の不満が高まっていた場面を考えます。Aさんが「Bさんの進め方は非効率だ」と批判するのではなく、「私は進行が遅れていることに不安を感じています。それを改善するために何ができるか一緒に考えたいです」と伝えたとします。このアサーション的なアプローチにより、相手に対する非難ではなく、解決に向けた対話が生まれ、結果としてチームの雰囲気が改善されるでしょう。

感情を共有することで信頼を深める

感情を共有することは、相手との関係性を強化するだけでなく、自己理解を深めるきっかけにもなります。特に、上司と部下の関係において、上司が「最近の業務量が増えていることを申し訳なく思っています」と感情を伝えると、部下はその意図や背景を理解しやすくなります。このような感情の共有は、職場全体における信頼感の醸成に寄与します。

ビズユーコンサルティングのアサーション研修

ビズユーコンサルティングでは、アサーションの考え方とスキルを職場に応用するための研修を実施しています。研修では、以下のような内容を提供しています:

  • 自己理解を深める: 自分の「色眼鏡」に気づき、相手との違いを受け入れる練習。
  • コミュニケーション演習: 言葉の背景を探り、相手の意図を深く理解する対話のスキルを体得。
  • 感情を伝えるトレーニング: アサーションを実践し、相手との信頼を築くための具体的なテクニック。

この研修は、管理職やチームリーダーはもちろん、職場での円滑なコミュニケーションを望むすべての方に最適です。

ぜひこの機会に、ビズユーコンサルティングのアサーション研修をご活用いただき、職場環境をより良いものに変えてみませんか?詳細については、お気軽にお問い合わせください。

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