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2023/11/21 その他

経営コンサルが考えるビジネスとアートの関係性-経営コンサルタントがアート制作で感じたこと-

ビジネスとアート

昨今、アートはビジネスに活用できるソリューションとして注目されています。数回に渡り、ビジネスとアートについて考えるシリーズの第二回は、経営コンサルタントがアート制作で感じたことです。

経営コンサルタントがアート制作で感じたこと

今回はドイツのゲルハルト・リヒターの抽象画の技法を使って制作しました。ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)は、現代を代表するドイツの画家です。1932年生まれで、2023年現在91歳ですが現役で制作をされているから驚きです。

今回、私は初めて抽象画を描きました。今まで、筆で描くという経験はありましたが、この写真にあるような、ヘラのような道具は初めて使いました。2時間自分と向き合い集中して描いたものが、この写真です。先生から、このパレットもアートの一部ですよと言われ、全体を写真に収めました。

 経営コンサルタントがアート制作

制作過程と制作後に考えたことです。

完璧にやろうを手放す

制作前は「きれいなのものを作りたい」「上手く描きたい」という想いを思っていました。自分自身の性格も、周りから完璧主義と言われます。そのため、開始直後は、自分の選んだ色がその通りにキャンバスにのらないことにもどかしさを感じていました。この抽象画の良いところは、上に何回も色を重ねることができます。次第に、失敗しても修正ができるから「とにかく大胆にやろう」という気持ちになりました。

その場の変化を楽しむ

完成した絵を見るとわかりますが、計画通りにはいかないわけです。この色の上に、これを重ねると意外にいいな、絵の具のかたまりが残ってしまったけど、凹凸感があって良いかも!等、制作の過程で意図せず作られた絵を楽しむことができるようになっていました。

好き、嫌いはどこからくるのか考える

「絵の具の凹凸感が残る」、「線の跡がくっきりしている」「色味が混ざっている」などこれらの状況に対して、自分は嫌いだと思っても、別の人はそれが気にならなかったり、好きな状況であったりします。大切なのは、なぜ好きだと感じたのか、嫌いだと感じたのか考えることです。

 

飾るとこのような感じになります。制作前には想像していなかった作品が出来上がり、意外といい感じじゃん!と思いました。いい感じと思うのはなぜか?オレンジ、黄色、茶色の暖色系が全面に出ていて、明るさ、暖かさを感じ、青色がそれを引き締め、バランスが取れているから。上述した好きという気持ちにがどこからそう思うのか考えてみました。

経営コンサルタントがアート制作

アート制作を経験して、ビジネスに活かせる要素があるなとも感じました。それについて第三回で書きたいと思います。

ビジネスとアートの関係性の過去分は以下をご覧ください。

第一回 経営コンサルが考えるビジネスとアートの関係性- デザインとアートの違い-