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2023/05/12 その他
経営コンサルが組織の問題を扱う時の3つの注意点
目次
2. 経営コンサルタントが組織開発を行なった結果、売上が向上した事例
経営コンサルタントは組織の問題にこのように対処する
ある企業さんから、幹部層と社員との間に問題があり、組織開発を行いたいと相談を受けました。どうやら社長は、別の企業でも同じ問題があり、社長と社員で腹を割って話し合いをしたことで上手くいったということを聞いたそうです。
この状況に対して、経営コンサルタントは以下のような取り組みを行いました。組織の問題を扱う上で注意すべき点をお伝えします。
インタビューを行い、俯瞰して現場を見る
社長、部長のお話を伺い、まずは全員にインタビューをしましょうと提案し、2日間かけて現状把握を行いました。1人ずつインタビューを行い、全員の悩み・考えを俯瞰して見ると、幹部層と社員の関係性をこじらせているのは、幹部層の社員への接し方、指示命令系統が定まっていない組織設計に起因していたり、製品構成の見直しという経営戦略に関わる部分まで考えていく必要があることがわかりました。
他社の成功事例をそのまま当てはめない
組織をこじらせる問題は様々なため、他社で○○をやったら良くなったという理由で同じことをやっても、同じ結果になるということにはなりません。今回も、上述した諸問題を解決しながら幹部層と社員の関係性を見直す必要がありそうです。
現場で起きている事象そのものを直接解決しない
問題解決のために経営コンサルタントに依頼しているのに、解決してくれないの?と思われるかもしれません。組織の問題というのは、非常に複雑です。インタビューで明らかになった問題は、当然解決すべきことですが、この問題の下には、見えない問題というのが隠れています。それが複雑にしている要因です。この隠れている問題を解決しない限り、同じことが繰り返し起こります。ですので、根本を解決するのが経営コンサルタントがやる仕事だと考えています。