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2024/04/26 人的資本経営 / 人材育成/研修

女性管理職を増やすための具体的施策

女性管理職育成

 

現代のビジネス環境では、多様性が企業の持続的成長と競争力向上に不可欠です。特に女性の活躍推進は、企業の業績に直接的な影響を与える重要な要素となっています。多様性のある組織は、革新的で質の高い意思決定が可能であり、全体的な業績が優れていることが多いです。日本でも女性の社会進出が進み、多くの企業が女性の活躍支援に取り組んでいますが、依然として管理職の割合は低いです。政府の施策も後押ししていますが、さらなる改善が求められています。

目次

1. 女性が活躍する企業の株価パフォーマンス

2. 女性管理職を増やすための具体策

女性が活躍する企業の株価パフォーマンス

企業における多様性、特に女性管理職や役員の割合が高い企業は、一般的に株価パフォーマンスが優れていることが多いです。これは多くの研究で裏付けられており、以下にいくつかの具体例を示します。

  • McKinsey & Company: McKinseyの調査によると、性別の多様性が高い企業は財務実績が20%以上優れていることが示されています。彼らの「Diversity Matters」レポートでは、女性が経営陣にいる企業は、そうでない企業に比べて利益率が高いことが明らかにされています。

  • MSCI: MSCIの調査結果もこれを支持しています。彼らの研究では、女性取締役がいる企業は平均して株価パフォーマンスが高いことが示されています。MSCIのレポートによれば、女性取締役がいる企業は株価の上昇率が高く、投資家にとって魅力的な投資先となっていることがわかります。

  • Credit Suisse: Credit Suisseの研究でも同様の結果が示されています。彼らの「Gender 3000」レポートでは、女性役員がいる企業のROE(自己資本利益率)が平均して高いことが確認されています。また、女性役員の割合が高い企業は株価のパフォーマンスも優れていることが明らかになっています。

理由とメカニズム

多様な視点: 経営に多様な視点が取り入れられることで、よりバランスの取れた意思決定が行われます。異なる背景や経験を持つ人々が集まることで、新しいアイデアや革新的な戦略が生まれやすくなり、それが企業の競争力向上に寄与します。

顧客理解: 女性が多い職場は、女性消費者のニーズをより深く理解することができます。これにより、マーケティングや製品開発の戦略が顧客にフィットしやすくなり、売上や利益の向上につながります。

従業員満足度: 多様性を重視する企業文化は、従業員のモチベーションや満足度を高めます。従業員が自分の意見やアイデアが尊重される環境で働くことは、仕事に対する意欲を高め、結果的に企業の生産性を向上させます。

女性管理職を増やすための具体策

女性管理職を増やすことは、企業の競争力や株価パフォーマンスを向上させるための重要な戦略です。特に上場企業は、2030年までに女性役員30%は必須です。そのためには、女性管理職を増やす必要があります。以下に、そのための具体的な施策を示します。

企業文化の改善

経営層のサポート: CEOや取締役が多様性を重視し、積極的に推進する姿勢を示すことが重要です。経営層が率先して多様性の重要性を認識し、それを企業全体に浸透させることで、組織全体が多様性の価値を理解し、受け入れるようになります。

社内教育: 無意識のバイアスに対するトレーニングを行い、社員全体の意識を向上させます。これにより、日常業務において偏見を排除し、公平な評価や採用が行われるようになります。

柔軟な働き方の推進

リモートワークの導入: 在宅勤務やリモートワークを導入し、家庭との両立を支援します。特に育児や介護を行っている社員にとって、柔軟な勤務形態は重要です。これにより、仕事と家庭のバランスを取りやすくなり、長期的なキャリア形成が可能になります。

短時間勤務: 育児や介護をする社員が働きやすいように短時間勤務制度を導入します。これにより、フルタイム勤務が難しい状況でも、継続して働くことができる環境を提供します。

経済的負担の軽減

育児手当金制度: 育児手当金制度を導入し、子育て中の社員が経済的に安心して働ける環境を整えます。これにより、育児と仕事の両立が可能となり、女性社員の離職を防ぐことができます。

出生お祝い金制度: 出生お祝い金制度を導入し、新たに子どもが生まれた社員を経済的に支援します。これにより、子育てに対する経済的負担を軽減し、働き続ける意欲を高めます。

これ以外にも最近では、卵子凍結のための経済負担を軽減する取り組みをされている企業もあります。

キャリア支援

明確なキャリアパス: 女性社員がキャリアを積みやすいように、昇進の道筋を明確にします。各ポジションに必要なスキルや経験を具体的に示し、キャリアパスを可視化することで、社員が目標を持って働くことができます。

メンター制度: 女性管理職を目指す社員にメンターを付け、サポートします。メンターはキャリアに関するアドバイスやサポートを提供し、社員が自信を持ってキャリアを積んでいけるよう支援します。最近では、社内メンター以外にも、企業横断クロスメンタリングが広がりつつあります。社内のメンターだと、どうしても話しづらかったり、業務の話になってしまいがちです。他社のメンターを持つことで、話しやすさ、他社の観点からのマ学びもあるでしょう。

公平な評価と昇進

評価基準の見直し: 昇進や評価の基準を透明化し、公平な評価を行います。客観的な評価基準を導入することで、性別に関係なく公正な評価が行われるようにします。

多様な採用手法: 幅広い背景を持つ候補者を採用し、組織の多様性を高めます。採用プロセスでのバイアスを排除し、多様な人材が活躍できる環境を整えます。

ロールモデルの設定

成功事例の紹介: 社内外で活躍している女性管理職の成功事例を共有し、他の女性社員のモチベーションを高めます。具体的な成功事例を示すことで、他の女性社員が自分も同じように成功できると感じることができます。

広報活動: 社外にも積極的に女性管理職の成功をアピールし、企業のイメージを向上させます。これにより、優秀な女性人材の採用にもつながります。

まとめ

女性が活躍する企業は、多様な視点を取り入れることで、バランスの取れた意思決定が可能となり、株価パフォーマンスが向上する傾向があります。これを実現するためには、企業文化の改善、柔軟な働き方の推進、経済的負担の軽減、キャリア支援、公平な評価と昇進、ロールモデルの設定など、さまざまな施策が必要です。

これらの施策を組み合わせて実施することで、企業は女性管理職を増やし、組織全体のパフォーマンスを向上させることができます。具体的な行動を通じて多様性を推進し、持続的な成長を目指すことが求められます。

 

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